メキシコ戦士の皆様
メキシコペソのほう弱い状況になっています。
米利下げ懸念後退でペソ売り
先日のFOMCで米利下げ懸念が後退してことで、ドルペソでドル買いの動きとなっているようです。
USDMXN,MXYJPY4時間足チャート
ドルが買われドルペソが19台に上昇し…
ペソ円は5.82円付近まで一時値を下げています。
現在、トランプ大統領の鉄鋼アルミ関税によって、NAFTAに変わる新協定USMCAが米議会で批准されない懸念が生じています。
→USMCA懸念!米上院委員、トランプ大統領に警告
この件はメキシコペソにも影響をもたらしており、先日オブラドール大統領がアメリカに批准することを要求しています。
またトランプの鉄鋼関税の恩恵を受けている米国自動車部品工業会(MEMA)も米議会にUSMCAの批准を求めています。
現在、米議会でUSMCAが批准されるか否かに注目があつまっており、批准されなかった場合はメキシコも打撃を受けそうです。
OECD、メキシコに警告
OECDがメキシコの成長率予想を引き下げました。
2019年予想2.0%→1.6%
2020年予想2.3%→2.0%
さらにOECDはペメックスの格付けがメキシコの格付けのリスクになると警告を出しました。
ペメックスは格付け機関から格下げされ、このことでメキシコ国債の格付け見通しが引き下げられています。
→オブラドール大統領抗議!フィッチ社が、メキシコ国営石油会社ペメックスを格下げ
先日発表されたペメックスの決算も悪い内容でした。
→ペメックス赤字計上
ペメックスは南アフリカのエスコムのような存在になりつつあるようです。
→ゴールドマン・サックス!エスコム停電で南アフリカGDPの低下を懸念
エスコムのようにならないように、なんとかオブラドール大統領に頑張ってもらいたいものです。